プールに汚れがたまったら

こんにちは。

夏休み期間中、毎日暑くてプールで泳ぎたい子供もたくさんいますが、暑すぎて夏休み期間中解放される学校プールの解放が中止になっている今まで考えられなかったことが起こっています。

やはりこの暑さは異常です。

プールを開放している学校でも、さすがに猛暑が続きプールもフル稼働だと水の汚れがたまります。
プールには、身体に付着した汗やアカ、ヘアスプレー等の化粧品等に含まれるいろいろな有機物や窒素化合物などの「目に見えない汚れ」があります。

このようなプール水の問題の解消と水質改善に必要な事がスーパークロリネーションです。

なんか長くてちょっとカッコいい名前ですが、塩素剤ハイクロンを使いこんな手順で行います。

ハイクロンを使ってのスーパークロリネーション

(1).遊泳時間の終了後におこないます。
(2).ハイクロン顆粒剤を溶解してプールに散布します。
(3).ハイクロン使用量は、残留塩素が5~10mg/lになる量とします。(プール水100㎥当りハイクロン顆粒剤700~1400g)
(4).ろ過機は、一晩継続運転します。
  アンモニアは、約1時間以内で分解しますが、他の有機物の分解には長時間を要します。
(5).翌朝には、残留塩素がほとんどなくなります。
  もし残留塩素が基準値以上ある場合は、ノンクロエースで中和してから遊泳します。
  (残留塩素1mg/lの脱塩素には、100㎥当りノンクロエース200g)

スーパークロリネーションは、汚れの状況に応じて適切に実施する必要があります。
プール水の汚染が激しい(遊泳負荷が大きい)場合は、毎日処理をしなければなりません。
また、汚染が少ない(遊泳負荷が小さい)場合あるいは補給注水の多いプールでは、7日~10日毎に1回処理することをおすすめします。

夏休み最後まで綺麗で安全な水で泳ぐ為にもぜひスーパークロリネーションを!

でも、今年は監視員、管理者の方々の暑さ対策も!

“プールに汚れがたまったら” への 2 件のフィードバック

  1. 青木 より:

    スターダイクロンとハイクロンの違いを教えてください

    1. sanwa_yakuhin より:

      スターダイクロンの主成分はジクロロイソシアヌル酸ナトリウムといい、イソシアヌル酸という化学的に安定な化合物に塩素を作用させて製造され有効塩素含有量約60%です。ハイクロンの主成分は次亜塩素酸カルシウムといい有効塩素含有量が70%以上です。
      どちらも多くのプールで使用されていますが、イソシアヌル酸の塩素剤と次亜塩素酸カルシウムを混ぜると、発熱して爆発する危険があるので、混合使用は禁物されています。

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